人生どん底から「村づくり」へ。私が見つけた“確信”の道

2025.4.23

元SNSマーケターで建築・福祉の現場経験を持ち、現在はコミュニティ運営に尽力する中嶋愛美さん(愛称:まなみん)。多彩なバックグラウンドを持ちながら、「村づくり」という壮大な夢に向かって明るく前進する姿勢は、まさにこのコミュニティの未来を象徴する存在です。

2024年6月にコミュニティへ参加し、夢を叶えるために仲間を探し、その後仲間たちと共に切磋琢磨し、今では「MURA」の理事長として活躍中。今回は、彼女のこれまでの歩みと、これからの夢についてインタビューしました。

「このままの私じゃ、何も変わらない。」RAYTUS group.との出会いと再出発

2年前の私は、SNSマーケティング関連の講座を運営しながら、自己投資の累計が400万円を超えていました。次第にSNSの世界に「どこか闇のようなもの」を感じ始め、心の奥底では満たされない毎日でした。

生活費のために借金をし、「もう自己破産したほうがいいのでは?」と真剣に悩んでいた時期でもありました。それでも、心のどこかで抱いていた「村を作る」という夢だけはどうしても諦めたくなかった。そして、いつか月収100万円以上を稼いでみたいという強い想いを抱いていました。

そんな中で出会ったあきさんの、裏表のない言葉。まっすぐに現実を突きつけてくれる姿に、「この人についていきたい」と直感が働いたんです。

直感を信じて飛び込んだRAYTUS group.は、私にとって“最後の砦”。そこから人生が少しずつ、大きく動き始めました。

「ただの仲間ではない」——RAYTUS group.に飛び込んで

最初は本当に何もない状態でした。でも、「人助けがしたい」「あきさんの右腕になりたい」という気持ちだけで、勝手ながらあきさんと切磋琢磨しながら私の夢を叶えるために仲間を作ろうと決心しました。

いざ仲間を作ろうとスタートを切ったものの、私はもともと「人の顔色をうかがって生きてきた」タイプで、当初はあきさんへ毎日電話をして相談ばかりしていました。

あきさんと話すと、私自身が積み上げてきた価値観が一気に崩れ、それと同時にモヤモヤがスッと消えたのを覚えています。苦楽を共にしながら、常に寄り添っていただきながら、二人三脚で歩み続け、なんと半年後には理事長にまでなることができました。

この経験から、「友だち」「仲間」の違いを心から知ることができました。目標に向かって突き進むなかで何かしらの壁にぶつかった時、心身ともに辛い時にそっと手を差し伸べて、包み込むような感じで助け合えるのが本当の“仲間”なのだと再認識しました。

「私が思っている想像の何倍もあったかい」

今はコミュニティの運営に関わる立場として日々活動していますが、最近心が動いた出来事として残っているのが、新年会でした。
会場全体に溢れていたのは、熱量と一体感。
誰もがここに希望を持ち、ここにいることを誇りに思っている、そんな“人生を楽しむ団体”としての自覚が感じられ、胸が熱くなりました。

RAYTUS group.はただの“場所”じゃない。あきさんとの出会いをきっかけに、本音で向き合う人たちの温度、人生を共に楽しもうとする空気感を体得できました。

そしてもう一つの楽しみが月に一度の定例会
「まなみん、いつもありがとう」とお互いに感謝を伝え合うあたたかな時間。
毎月の出会いと学びが、私にとっての“宝物”になっています。

この場所で活躍している人の共通点は、言葉と行動にブレがないこと
言いにくいことも正直に伝え、常に俯瞰で物事を捉えながら、もっとも大切にしているのは“楽しむ心”。そんな仲間たちと共に、今日も未来に向かって頑張ろうと思って走り続けることができています。

夢の原点は「自分で施設をつくりたい」その想いが、すべてのはじまりでした。

介護施設で働いていた頃、利用者の方から何度も聞いた言葉—「早くお迎えに来てくれないかな…」
その言葉の奥にある“生きる喜びを感じられない日々”を目の当たりにし、私の中で「このままじゃいけない。自分で変えたい」という強い気持ちが芽生えました。

そしてある日、子どもと一緒に観た『崖の上のポニョ』が転機に。
あの、世代を超えた優しさと自然との共生という世界観に触れたとき、
ふと心に浮かんだのが「村をつくりたい」というビジョンで、
子どもとお年寄りが自然に支え合う場所。
農業の価値が尊重され、経済も自立して循環する仕組み
そんな未来が、少しずつ、でも確かに描かれ始めました。

「やりたい!」が年齢も立場も関係なく叶えられる村を。

目指すのは、笑顔と優しさが溢れる場所。 年齢や職種、経験の有無に縛られることなく、それぞれの「やりたい」が尊重され、実現できる環境を作りたいです。
そして、日本の大切な文化である農業を守り、地域経済がきちんと循環する“持続可能な村”にしたいです。

理想の場所は、海の見える土地。
心を解放できる自然に囲まれながら、人が人を支え合える。
そんな居心地の良い場所を作っていきたいです。

孤独を感じるお年寄りには安心できる居場所。
忙しい共働きの親に代わって子どもたちを見守る仕組み。
さらには古民家を再生し、地域に温かさと活気を取り戻していく。

私が描く“村”は、ただの夢ではありません。
それは、今も一歩ずつ、仲間と共にかたちになりつつある「希望のカタチ」です。

あの4文字で、夢が“確信”に変わった。

人生のどん底だったあのとき、「村を作りたい」と口にした私に、あきさんがかけてくれた言葉はたった4文字「できるよ」。その瞬間、曇っていた心が一気に晴れていきました。
自信のなかった私に訪れた、最大で最高のチャンスでした。

ずっと一人で目標を叶えようとしていましたが、今は辛い時も、楽しい時も、どんなときでも仲間がいるからこそ、「叶わないことなんてない」と思えるようになりました。
小さな一歩も、みんなで力を合わせて積み重ねていけば、きっと未来は変わる。
その先に、私が描く“村”のカタチがあると信じています。

私はこれからも
「初凸猛進(しょとつもうしん)」

初心を忘れず、迷わず突き進むという私なりの信条です!
どんな壁も、笑顔と行動で乗り越えていきます!

プロフィール

中嶋愛美(愛称:まなみん)
・所属:MURA 理事長
・血液型:A型
・活動拠点:福岡県
・加入時期:2024年6月加入
・職業:コミュニティー運営
・家族:夫・子ども4人

<インタビュー・執筆:enchant+橋本あや>

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